入院15日目

8月30日(月)。入院15日目。

先日コロナ騒動で延期になった脳血管造影検査の日。
前回は午前中の検査でしたが、今回は午後3時からの検査になって、昼食抜き・水分12時までとなりました。

前日から点滴をしていましたが、先生から点滴を入れた正確な量を知りたいとの事で、点滴棒に重たそうな機械を取り付けて、充電式だからとベッドの上の壁にあるコンセントから電源を取る形になりました。
このコードが太くて短くて、ベッドの上を横切らないと届かなくて、とても邪魔…。
しかも、トイレに行く時には自分で電源コードを抜いて戻ったらまた差し込まなくてはならなくて、結構大変…。
コード抜く度にピッて音が鳴るからドキドキするし…。

検査時間に近付いたので、検査着(足元まであるガウンみたいなやつ)に着替えて、弾性ストッキングとTパンツも装着して待っていました。
点滴の管が短いので看護師さんが延長してくれて、車椅子で検査室まで送ってもらいました。
中に入って待機していると、看護師さんが点滴が漏れてると言ったので、延長した点滴の管を丸めて膝の上に置いていた所を見ると少し濡れていました。
あーっと管を持ち上げたら、右腕の点滴の入っている箇所から血がダラダラと垂れていて、検査着が血まみれ状態になっていてビビりました…。
看護師さんは延長した時に上手く接続できてなかったんだわ、ごめんなさい…と言って、一度点滴を止めて、新しい検査着を探そうとしてくれました。
そこに検査室の看護師さんが来てくれて、同じ検査着ではないけれど新しい検査着があると探しに行ってくれました。
待機する間一人ずつ仕切るカーテンがあるので、カーテン締めてその場で新しい検査着に着替えました。
その間に点滴の所が固まってしまったらしく、看護師さん2人であれこれと色々試してくれて、点滴針を刺し直さなくても大丈夫になって一安心。
看護師さんは検査前にゴタゴタしちゃってごめんなさいと何度も謝ってくれましたが、こちらの方こそ色々としてもらってありがたかったです。

その後しばらくして検査開始となり、まず結構高い検査台に階段使ってのぼり、検査台狭いから落ちないように言われました。
検査台は大きな機械に囲まれていて、造影剤入れてレントゲンで見ながらやるので、そのための調整で台が動いたり周りの機械が動いたり、結構怖いのです…。
先生から右手首からやりますと言われてホッとしつつ、腕固定されて、じゃあ麻酔うちます。少し痛いかもですが我慢して下さいと注射されて、しばらく待たされます。
局部麻酔なので、本人は麻酔効いてるのかよくわからない状態…。
麻酔が効いてきた頃、じゃ始めますの先生の声で検査開始。
カテーテルを入れている時は、たまにちょっと痛かったりする事もありますが、ほとんど痛みはなく、でも何か入れられているのはわかる感じで、あまりいい気分ではないです。
左腕で使えないので、血圧計を足に着けられて定期的に計られるのも変な感じで嫌でした。
早く終わって欲しいと思いながら、台の上で何もできない、まな板の上の鯉状態ですからツライですね。
カテーテルが脳の近くまで入ったら造影剤を入れて脳の血管のレントゲンを撮ります。
目はつぶっているのですが、撮る瞬間には目蓋に稲妻のような模様が走るのです。前回と同じですが、不思議な感じです。
後はカテーテルを抜いて、手首に止血用のバンドを巻いて終わりです。

今回は前回の検査よりも長く感じられました。
実際前回より長かったらしいです。
そして、検査が終わってからも待たされて(乗ってきた車椅子を間違って誰かが乗って行ったらしい…)早く病室に帰りたくて仕方がなかった。
そして、検査前にトイレ行ったのに、検査室気温低めなのでトイレ行きたくなってきて、病室帰る前にトイレ寄ってもらいました…。
しかも看護師さん付きで、右手あまり動かしちゃダメと言われていたので、車椅子から立ち上がったり足首まである検査着をたくし上げたりがもたついて、看護師さんが手伝ってくれて見守りながらのトイレで、すごい恥ずかしかったのですが、部屋に帰ってからだともっと大変だと思うので、看護師さんに何度もお礼を言って、やっと自分のベッドまで帰りました。

ベッドの上でバンドが取れるまで安静にするように言われて、音楽聴きながら休んでいました。
計算するとバンドが外れるのは午後10時半頃らしく、消灯時間過ぎる予定。
バンドにはAirと書いてあるのがぶら下がっていて、そこから数時間毎に少しずつ空気を抜いていきます。
最初はパンパンで痛いので、早く空気抜いてくれないかなぁと思ったら、看護師さんから4時間後ですねと言われガッカリ。
トイレに行くにも手を洗うにもご飯を食べるにも、ぶら下がっているのが邪魔になるのですが、なんか形が可愛くて好きでした。
時間通りにバンドを外してもらって、この日は就寝。

タグ：脳動脈瘤